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心臓リハビリテーションのまにまに

心臓リハビリテーションについて考えたり思ったりしていることをつらつらと書いています。

心拍数が上がっているときは

なんかいつもより患者さんの心拍数が高いなーって時がありますよね。

これをどう思いますか?

心拍数は自律神経のバランスを反映する

心拍数は交感神経によって速くなり、副交感神経によって遅くなるよう調節されています。

交感神経はエサ取り神経と言われていて、動物が獲物を捕まえるために身体を動かすときに優位に働きます。

つまり交感神経の働きが強い時は身体はどちらかといえば興奮状態にあるということで、心拍数が上がり、末梢血管が締まり、もし獲物を捕まえるために怪我をしたら血がすぐ止まるよう血液が固まりやすくなります。

副交感神経は交感神経を抑えるような働き方をします。交感神経にブレーキをかけているイメージですね。

逆にいえば患者さんの心拍数が高いとき、手が冷たいときというのは副交感神経によるブレーキがゆるみ、交感神経が優勢に働いているということです。

心拍数が高い時に何を考えるか

心拍数が高いということは、身体をわざわざ興奮状態にしておかなければならない何かの要因が潜んでいる場合があります。

例えば

  1. 脱水傾向
  2. 発熱や炎症
  3. 心拍出量(主に一回拍出量)の低下
  4. 貧血
  5. 精神的ストレス

などです。

これらはどれも治療の邪魔になって病気の回復を遅らせたり、離床や運動療法に悪影響を及ぼしたりするものばかりです。

脱水のときは循環血液量が減るために心拍数を速くすることで全身への血液配給量を保たせようとします。

貧血の時は運ばれる酸素量が少なくなるのでやはり心拍数を速くすることで全身への酸素配給量を保たせようとします。

いくつかの因子が複合している場合もあります。発熱で発汗が進み水もあまり飲めずに脱水が進むとか、ガンの出血があって炎症もあり貧血も進むとかです。

このように心拍数を上げなければいけない状態が続いた結果、心不全のような心臓の機能が落ちている人は心臓を休めたいのに休まらない状態が続くことになり、心不全が増悪することにも繋がります。

心拍数が上がっているときは、なぜだろう?って考えてみてください。その原因の改善が患者さんの治療効果を上げ、色々なことがうまく回り始めるきっかけになるかもしれませんよ。

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 ではでは。

 

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